
人には、それぞれ天与の才というものがあり、その才能を開花すべき職業に就く
ことが出来れば、
それほどの幸せはないと思う。
先日アメリカのCNN News で『クリスチャンルブタン(Christian Louboutin)』の
特集が組まれていた。『クリスチャン・ルブタン』と言えば、靴ブランドとして
世界中の女性からあこがれを集め、歌手ジェニファー・ロペスが歌にするなど有
名人にもファンの多い。
日本では浜崎あゆみが愛用して一躍知名度が上がったという話がある。
デザインは、もちろんクリスチャン・ルブタン氏。
1964年生まれで1992年に自身のブランドを設立。瞬く間にトップブラン
ドを築き上げた人物。
彼が、デザインしプロデュースする靴は、高いヒールと赤い靴底が特徴。
彼は、「ヒールはそれ自体が工学であり、
この小さなヒールで人間の体重を支えるには、緻密なバランスが不可欠
工学的にみて正しい位置になければ、履く人が転倒したりヒールが折れたりして
しまう」と説く
寰宇家庭 。
このラインを造り上げるには「込み入った」技術が必要となる。
その面でも他の追随を許さないところだそうだ。
それも、彼をこの道に向かわせたのは、幼い頃、パリ美術館で木の床が傷付くた
め『ピンヒールは禁止』という案内板。
そんな時から、安定して傷のつかないヒールをデザインすることの興味がわいた
そうだ。
誰もが素通りするような案内板が、彼の天職を決定付けた。
様々な世界には、人間業とは思えない技術を持った人たちがいる。
金属加工の技術の世界では、千分の一ミリの違いがわかる職人ワザもよく聞く。
あるとき、そんな職人を訪ねるテレビ企画があり、
何頭もの乳牛を飼い、体調についてもよく知り得ている乳搾(ちちしぼ)り職人を
訪ねたという
暗瘡印。
テレビ局の人間が、「今何時?」と同僚に聞くと、
その職人が、ふと乳搾りの手を止め、牛の乳をひょいと持ち上げ、
「9時35分」
と応えた。
その正確さに驚き、40分ぐらい経ったところで、また時間を聞くと、牛の乳を
持ち上げ、
「10時17分」
と職人が言ったので、またまた驚き。
「牛の乳でそんなことまでわかるんですね?」
と言うと、
「牛の乳?そんなもんでは判らない
脫墨。
ただ、牛の乳を上げると、向こうに置いてある時計が見えるもんで、、」
職人を過信してはいけない。